「断られるのが怖い…」を逆手に取る営業法

元請けを目指す職人さんの最大の壁「営業の怖さ」

元請け職人になるために避けて通れないのが「営業」です。でも、「断られたらどうしよう…」という怖さがあるから、なかなか一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

しかし、この怖さこそが実はあなたの強みになります。

怖さの裏側にある本音を理解しよう

なぜ「断られること」が怖いのか、その理由を深掘りしてみると、以下のような想いが隠れています。

  • 「ちゃんとした仕事を提供したい」
  • 「相手に迷惑をかけたくない」
  • 「信頼を得たい」

このように誠実で真っ直ぐな気持ちがあるからこそ、断られることへの怖さが生まれているのです。

怖さをあえて営業の武器に変える方法

その怖さを逆手に取る方法があります。それは、最初に素直な気持ちをお客さんに伝えてしまうことです。

例えば、

「実は私、営業があまり得意じゃないんです…」

この一言を伝えるだけで、相手はあなたに親近感を持ちます。そして続けて、

「でも、仕事には本当に真剣です」
「良い工事を提供したいんです」

と続けることで、お客さんにあなたの誠実さと熱意が伝わります。

また、話を一方的に話す人よりも、相手の話をじっくり聞く人の方がお客さんに好まれます。聞く姿勢を大切にすることで、さらに信頼関係が深まります。

実は営業に向いているのは「怖がりなあなた」

「断られるのが怖い」と感じているあなたこそ、実は営業に向いている人です。その怖さを正直に伝えることで、相手との距離は縮まり、あなたの熱意や誠実さがより一層伝わります。

営業と集客は別物!苦手意識を減らす考え方

よく「営業って売り込むことでしょ?」と思われがちですが、実は違います。営業とは「話を聞いて、共感すること」。

特にペンキ屋さんのように、現場で忙しい方にとっては、飛び込み営業や押しかけ型のやり方は向いていません。

そこで大事なのが、“集客”と“営業”を分けて考えることです。

集客とは、知ってもらうこと。
ホームページ、SNS、チラシ、YouTubeなどを活用して、まずは広く存在を知ってもらうことから始めましょう。

営業とは、話を聞いて「このお客さんと仕事をするかどうか」を判断すること。
つまり、営業=選ばれることではなく、自分が選ぶことでもあるんです。

たとえば、

「うちは忙しいので、正直、今すぐやってほしいという方は他を当たってもらっても大丈夫です」

このように言える“余裕のある業者”の方が、お客さんには魅力的に映ることもあります。

だからこそ、力を入れるべきは「集客」。

  • 自分ができることを全部書き出す
  • お金がかからないことから始めてみる
  • 試して、修正して、また試す

トライアンドエラーを重ねるうちに、自分なりの“楽しい集客スタイル”が身についてきます。

コーチング的質問で営業力と集客力を高めよう

最後に、自分に問いかけてみてください。

「あなたが今、“断られるのが怖くて言えないこと”は何ですか?」
そして、それを素直に伝えたらどうなるでしょうか?

「あなたが今力を入れてるのは、“売り込むこと”ですか?それとも“知ってもらう仕組みづくり”ですか?」

怖さを強みに変え、知ってもらう力を高めて、元請けへの道を一歩前進させましょう。

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