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外壁塗装の「現場調査」で業者を見極める5つの質問

外壁塗装の現場調査で業者を見極める5つの質問を解説。良い業者・悪い業者の回答例の違いが分かる。

見積もりを依頼すると、業者が「現場調査」に来ます。

この現場調査こそ、業者の実力を見極める最大のチャンスです。

「とりあえず見積もりを出してもらおう」と受け身でいると、後悔することになりかねません。この記事では、現場調査の際に業者に聞くべき5つの質問と、その回答から分かる業者の本質を解説します。

この記事で分かること

・現場調査とは何か、何を見ているのか

・現場調査で業者の実力が分かる理由

・業者に聞くべき5つの質問

・良い業者・悪い業者の回答例の違い

・現場調査時に施主がチェックすべきポイント

現場調査とは?業者は何を見ているのか

現場調査の目的

現場調査とは、業者が見積もりを作成するために、実際にお住まいを訪問して建物の状態を確認する工程です。

【外壁の状態】ひび割れ、チョーキング、剥がれ、汚れの程度

【外壁の種類】モルタル、サイディング、ALC、金属系など

【屋根の状態】劣化状況、素材の種類(スレート、金属、瓦など)

【付帯部の確認】雨樋、破風、軒天、雨戸、水切りなどの状態

【シーリングの状態】ひび割れ、硬化、剥離の程度

【塗装面積の計測】正確な見積もりを出すための実測

【足場の設置条件】隣家との距離、敷地の形状

現場調査の所要時間

【10〜15分】外から見るだけ:要注意

【30〜45分】一通り確認:普通

【60〜90分】詳細に調査・説明:丁寧な業者

ポイント:10分程度で終わる調査は、建物の状態を正確に把握できていない可能性があります。

なぜ現場調査で業者の実力が分かるのか?

現場調査は「営業の場」ではなく「診断の場」

現場調査に来るのが、実際に施工する職人なのか、営業担当なのかで、調査の質は大きく変わります。

【職人・監督】技術的な視点で劣化を診断。施工に直結する情報が得られる

【営業担当】契約を取るための説明が中心。技術的な質問に答えられないことも

「見る目」があるかどうかが分かる

経験豊富な職人は、外壁を見ただけで以下のことが分かります。

・前回の塗装がいつ頃だったか

・どんな塗料が使われていたか

・下地処理がどの程度必要か

・シーリングの打ち替えが必要か

逆に言えば、これらを説明できない業者は、経験が浅いか、建物の状態を正確に把握していない可能性があります。

業者に聞くべき5つの質問

質問1:「この外壁の状態をどう判断されますか?」

「うちの外壁、どんな状態ですか?どこが傷んでいますか?」

この質問で分かること:業者が建物をちゃんと「見て」いるかどうか

【良い業者の回答例】

・「北側の外壁にチョーキングが出ていますね。触ると白い粉が手につきます」

・「2階のシーリングにひび割れがあります。ここから水が入ると雨漏りの原因になります」

・「お風呂の換気扇周りのサイディングが傷んでいます。凍害の可能性があります」

【要注意な回答例】

・「まあ、築○年なので塗り替え時期ですね」(具体的な診断がない)

・「全体的に傷んでいます」(どこがどう傷んでいるか説明がない)

・「とりあえず見積もりを出しますね」(調査の説明を省略)

質問2:「実際に施工するのは誰ですか?」

「実際に塗装するのは、どこの誰ですか?御社の職人さんですか?」

この質問で分かること:自社施工か下請けかの確認

【良い業者の回答例】

・「うちの職人が施工します。今日来ているのが監督で、彼が最初から最後まで責任を持ちます」

・「地元の職人で、○○という者が担当します。20年以上この地域で施工しています」

【要注意な回答例】

・「協力会社の職人が来ます」(下請け・孫請けの可能性)

・「その時の空き状況で決まります」(誰が来るか分からない)

・「当日まで分かりません」(責任の所在が不明確)

【なぜ重要か】

自社施工:責任が明確、品質管理しやすい

下請け施工:中間マージン発生、品質管理が難しい

質問3:「見積書は細かく出してもらえますか?」

「見積書は、工程ごとの内訳を出してもらえますか?『一式』表記ではなく」

この質問で分かること:見積もりの透明性、誠実さ

【良い業者の回答例】

・「もちろんです。塗料名、面積、単価、すべて記載します」

・「下塗り・中塗り・上塗り、それぞれの塗料と面積を分けて記載します」

・「図面から面積を計算して、根拠も一緒にお渡しします」

【要注意な回答例】

・「うちは『外壁塗装一式』でまとめています」

・「細かく出すと分かりにくくなるので…」

・「金額だけ見てもらえれば大丈夫です」

【チェックすべき見積書の項目】

・塗料名:メーカー名・製品名が明記されているか

・面積:図面・実測に基づく数値か、「約○○㎡」「一式」ではないか

・工程:下塗り・中塗り・上塗りが分離されているか

・付帯部:各部位ごとに単価記載されているか

・シーリング:打ち替え・増し打ちが明記されているか

質問4:「工期はどのくらいですか?乾燥時間は?」

「工事は全部で何日くらいかかりますか?下塗りと中塗りの間、どのくらい乾燥させますか?」

この質問で分かること:品質を重視しているか、スピード優先か

【良い業者の回答例】

・「30坪のお宅でしたら、10〜14日が目安です」

・「下塗りと中塗りの間は、最低1日は乾燥時間を取ります」

・「天候によっては延びることもありますが、品質を優先します」

【要注意な回答例】

・「1週間で終わります」(短すぎる)

・「乾いたらすぐ次を塗ります」(乾燥時間の軽視)

・「とにかく早く終わらせます」(スピード優先)

【工期の目安(30坪戸建て)】

・外壁のみ:最低7〜10日/標準10〜14日/丁寧な施工14〜17日

・外壁+屋根:最低10〜14日/標準14〜17日/丁寧な施工17〜20日

質問5:「これまでにクレーム対応はどうされてきましたか?」

「過去に不具合やお客様からのご指摘があった際、どのように対応されましたか?」

この質問で分かること:業者の誠実さ、アフターフォローの姿勢

【良い業者の回答例】

・「以前、塗り残しのご指摘があり、すぐに再訪問して補修しました」

・「クレームが起きたときこそ、誠実に対応することが大切だと考えています」

・「施工後○年は定期点検に伺います」

【要注意な回答例】

・「クレームはありません」(本当か?または経験が浅い)

・「そういうことは言えません」(隠している印象)

・「保証があるので大丈夫です」(具体的な対応を説明しない)

ポイント:クレーム対応の話を素直に語れる会社は、隠し事がない正直な会社とも言えます。

どんなに丁寧な施工をしていても、人間のする仕事にミスや予想外の事態はつきものです。大切なのは、それが起きたときに「誠実に、迅速に、真摯に対応できるかどうか」です。

現場調査時のチェックリスト

業者の行動をチェック

【調査時間】良い業者:30分〜1時間以上/要注意:10分程度で終了

【写真撮影】良い業者:劣化箇所を写真に残す/要注意:写真を撮らない

【説明】良い業者:劣化箇所を見せながら説明/要注意:口頭だけで済ませる

【質問への対応】良い業者:技術的な質問に的確に回答/要注意:「後で確認します」が多い

【図面の確認】良い業者:図面を見て面積を確認/要注意:目視だけで見積もる

【屋根の確認】良い業者:梯子やドローンで確認/要注意:地上から見るだけ

施主が確認すべきポイント

現場調査の前に、以下を準備しておくと良いでしょう。

・前回の塗装時期(分かれば)

・使用した塗料(保証書や書類があれば)

・気になる箇所(ひび割れ、汚れなど)

・図面(あれば)

・予算の目安(伝えるかどうかは任意)

質問をすることの本当の意味

「見られている」意識が業者の姿勢を変える

質問をする施主は、業者から見ると「しっかりした施主」です。

塗装方程式の「モチベーション」要素でも説明しましたが、「見られている」と感じると、職人は手を抜けなくなります

現場調査の段階から質問をすることで、「この施主はちゃんと見ている」というメッセージが伝わります。結果として、見積もりも施工も、より丁寧になる傾向があります。

質問できない雰囲気の業者は要注意

逆に、質問をしにくい雰囲気を作る業者や、質問に対して嫌な顔をする業者は要注意です。

・「専門的なことは分からなくていいですよ」

・「任せてもらえれば大丈夫です」

・「細かいことを気にしなくても…」

こうした対応は、施主を軽視しているか、技術的な質問に答えられないかのどちらかです。

施工管理アプリで「見られている」状態を維持する

現場調査で良い業者を見極めても、実際の施工中に品質を維持できるかは別の問題です。

施工管理アプリを使えば、工事が始まってからも「見られている」状態を維持できます。

アプリでできること

工程の進捗確認:今日どの工程が完了したかをLINEで通知

写真記録:各工程の施工写真を自動で整理

乾燥時間管理:塗料メーカーの指示に基づいた乾燥時間を自動計算

チェックリスト:施主が確認すべきポイントをガイド

現場調査で良い業者を選び、施工中はアプリで品質を監視する。この両輪で、失敗しない外壁塗装を実現できます。

施工管理アプリの詳細はこちら

まとめ:現場調査で聞くべき5つの質問

【質問1】「この外壁の状態をどう判断されますか?」→ 診断力、経験

【質問2】「実際に施工するのは誰ですか?」→ 施工体制、責任の所在

【質問3】「見積書は細かく出してもらえますか?」→ 透明性、誠実さ

【質問4】「工期はどのくらいですか?乾燥時間は?」→ 品質重視かスピード重視か

【質問5】「クレーム対応はどうされてきましたか?」→ アフターフォロー、正直さ

現場調査は、業者の「本当の姿」を見極める最大のチャンスです。

質問をすることを躊躇しないでください。 良い業者ほど、質問に丁寧に答えてくれます。

よくある質問(FAQ)

Q. 現場調査は何社に依頼すべきですか?

A. 最低3社に依頼することをお勧めします。比較することで、各社の対応や見積もりの違いが明確になります。ただし、5社以上になると比較が難しくなるので、3〜4社が適切です。

Q. 現場調査は無料ですか?

A. ほとんどの業者は無料です。有料の場合は事前に説明があるはずです。無料だからといって契約を急かされる必要はありません。

Q. 営業マンしか来ない場合、断った方がいいですか?

A. 必ずしも断る必要はありませんが、「実際に施工する方にも会いたい」と伝えてみてください。それを嫌がる業者は、下請け任せの可能性があります。

Q. 質問しすぎると嫌がられませんか?

A. 良い業者は嫌がりません。むしろ、質問してくれる施主を歓迎します。質問に嫌な顔をする業者は、その時点で候補から外しても良いでしょう。

Q. 現場調査の後、いつまでに契約を決めるべきですか?

A. 急ぐ必要はありません。「今日決めてくれたら値引き」などの営業トークに乗る必要はありません。複数社の見積もりを比較し、じっくり検討してください。

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