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屋根塗装の下塗りは何回必要?吸い込みが激しい屋根に3回塗った実例で解説

屋根塗装の下塗り回数は屋根の状態で決まります。吸い込みが激しいスレート屋根で下塗り3回を実施した実例と、追加コストの考え方を職人目線で解説。

屋根塗装の見積もりをもらったとき、「下塗り1回」と書かれていることに疑問を感じたことはありませんか?実は、屋根の状態によっては下塗りを2回、場合によっては3回塗らなければ、上塗り塗料がしっかり密着しないケースがあります。

この記事では、屋根塗装の下塗りで「吸い込み」が起きる仕組みと、実際に下塗りを3回実施した現場の事例を紹介します。さらに、追加の下塗りにかかるコストを「人工(にんく)」という考え方で逆算する方法もお伝えします。

屋根塗装の「吸い込み」とは?

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「吸い込み」とは、下塗り塗料を塗っても、屋根材がスポンジのように塗料を吸ってしまい、塗膜(塗料が乾いてできる膜)が十分に形成されない現象です。

吸い込みが起きやすい屋根の特徴

吸い込みが起きたまま上塗りを進めると、塗料が屋根材に吸われてしまい、本来の耐久性を発揮できません。数年で色あせや剥がれが起きる原因になります。

下塗りは通常1回。でも、1回では足りないケースがある

一般的な屋根塗装の工程は「下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回」の3回塗りです。下塗りは屋根材と上塗り塗料をつなぐ「接着剤」のような役割を果たします。

しかし、吸い込みが激しい屋根では、1回目の下塗りがすべて屋根材に吸い込まれてしまい、表面に塗膜が残りません。この状態で上塗りをしても、接着剤の役割を果たす層がないため、塗料が密着しないのです。

吸い込みの確認方法

職人は下塗り後の表面を目視と手触りで確認します。塗膜が光沢を持っていれば吸い込みなしで次の工程へ進めます。塗った部分がすぐに乾いてツヤがなければ、吸い込みが起きており追加の下塗りが必要です。

吸い込みの判断は現場でしかできません。見積もり段階では予測が難しいため、「吸い込みが激しい場合は下塗りを追加する」と事前に説明してくれる業者は信頼できるといえます。

【実例】スレート屋根で下塗り3回を実施したケース

横井が実際に対応した現場の事例を紹介します。屋根材はスレート(コロニアル)、築約20年で初めての塗り替え。表面の塗膜がほぼ消失し、素地が露出している状態でした。

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南側は紫外線と熱を最も受ける面であり、屋根材の劣化が他の面より格段に進んでいます。下塗りを1回で済ませていたら、数年で塗膜が剥がれていた可能性が高い現場でした。

追加の下塗りにかかるコストを「人工」で考える

「下塗りを追加すると、いくら余分にかかるの?」という疑問に、人工(にんく)の考え方で答えます。人工とは、職人1人が1日(8時間)に行う作業量の単位です。塗装工事の原価を理解するうえで最も重要な指標のひとつです。

屋根塗装の人工目安(30坪住宅の場合)

通常の屋根塗装(3回塗り)は3〜4人工が目安です。吸い込み対応で下塗りを追加する場合、+1人工が必要になります。

追加コストの計算

職人の日当は、最低ラインで18,000円、国土交通省の公共工事設計労務単価では25,834円が基準です。つまり、下塗りを1回追加すると18,000円〜25,000円前後の追加となります。

見積もりに「吸い込み対応の追加下塗り」が含まれていても、2〜3万円程度の上乗せは適正な範囲です。これを断ると、結果的に屋根の寿命が短くなり、かえって損をすることになります。

見積もりの逆算チェック

お手元の見積もりが適正かどうかは、次の式で簡易チェックできます。

見積総額 × 0.4 ÷ 工事日数 = 推定職人日当

この数字が18,000円を大きく下回る場合、人件費が極端に圧縮されている可能性があり、工程の省略(下塗り回数を減らすなど)が心配されます。

見積もりで確認すべき3つのポイント

屋根塗装の見積もりをもらったら、以下を業者に聞いてみてください。

まとめ:下塗りの回数は「屋根が決める」

屋根塗装の下塗り回数に正解はありません。屋根材の状態が決めるものです。一般的には下塗り1回で済むケースが多いですが、吸い込みが激しい屋根では2回、場合によっては3回必要です。追加の下塗りは+1人工(2〜3万円程度)が適正な範囲であり、「一律○回」としか言わない業者には注意が必要です。

大切なのは、現場の状態を見て柔軟に対応してくれる業者を選ぶことです。見積もりに下塗り追加の可能性が記載されていれば、その業者は屋根の状態をきちんと見る姿勢がある証拠です。

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