Q.見積書のお金は、どこに流れているの?
A.
見積書の工程ごとの金額を、合計に対する割合(%)にして並べると、お金がどの工程に流れているかが見えます。 合計の金額が同じくらいでも、足場・塗装・下地処理・諸経費のどこが太いかは、会社によって違います。
お金の流れの絵の見方

数字はすべて架空です。
- 帯の太さ=お金の割合。左の「合計 100%」から、右の工程へお金が分かれて流れます。
- ■=職人の手間(人工)。人工とは、1人の職人が1日働く量のことです。■1つが職人1人の1日です。
- しま模様の帯=中身が書いていない分。諸経費や「一式」と書かれていて、何に使うお金かが見積書から分からない所です。
自分でやる方法
- 見積書の工程ごとの金額を書き出します(足場・洗浄・養生・下塗り・中塗り・上塗り・下地処理・付帯部・諸経費など)。
- 工程ごとの金額を足して、合計(小計)を出します。
- それぞれの工程の金額を合計で割ると、割合になります。
例:足場が合計の 18% なら、払うお金の約5分の1が足場に流れています。
太い帯に何が入っているかを、業者さんに聞く
太い帯や、しま模様の帯があったら、責めるのではなく、中身を聞いてみてください。
- 「この『一式』には、何が入っていますか?」
- 「諸経費には、何が含まれていますか?」
- 「下地処理(ひび割れ・シーリング)は、何人で何日かかりますか?」
- 「工程ごとの人工を教えてもらえますか?」
「書いていない」は「少ない」ではありません
人工や中身が書いていない見積書は、手間が少ないという意味ではありません。書いていない所は「聞いてみる所」です。聞いて答えが返ってくれば、それで分かります。
人工の数で比べたい人は、こちらのページをご覧ください。
→ 外壁塗装の職人の日当はいくらが適正?(30坪の適正な人工数の表:外壁のみ・屋根込み)
見積書のどこを見ればよいか(面積・単価・「一式」の書き方)は、こちらのページにまとめています。
決めるのは、施主さんです
この絵は、良い悪いを決めるものではありません。お金と職人の手間がどこに行くかを、同じ物差しで並べるだけです。どの会社に頼むかは、施主さんが決めてください。
この記事を書いた人:横井隆之(ヨコイ塗装)