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STEP 3

外壁塗装の契約前に確認すべき5つの質問|缶数・希釈・乾燥時間・写真・出荷証明

外壁塗装で失敗しないために、契約前に業者へ確認すべき5つの重要な質問を解説。缶数・希釈率・乾燥時間・工程写真・出荷証明書の確認方法を、現役塗装職人が詳しく説明します。

1. 使用する塗料の「缶数」を確認する

外壁塗装の品質を左右する最も重要な要素の一つが、塗料の使用量です。

なぜ缶数の確認が重要なのか

塗料メーカーは、塗料ごとに「標準塗布量」を定めています。これは1平方メートルあたりに塗る塗料の量で、この基準を守らないと:

  • 塗膜が薄くなり耐久性が低下する
  • 色ムラや剥がれの原因になる
  • メーカー保証が受けられなくなる

確認すべきポイント

確認項目 | 具体的な質問例

使用缶数 | 「下塗り・中塗り・上塗りでそれぞれ何缶使いますか?」

塗布面積 | 「我が家の外壁面積は何平方メートルですか?」

計算根拠 | 「メーカー仕様書の標準塗布量と比較して適正ですか?」

実例: 一般的な30坪の住宅(外壁面積約120平方メートル)の場合、シリコン塗料なら各工程で4〜5缶程度が目安です。

2. 塗料の「希釈率」を確認する

塗料は適切な濃度に希釈して使用する必要があります。

希釈率が重要な理由

塗料を薄めすぎると:

  • 塗膜の厚みが不足する
  • 隠蔽力(下地を隠す力)が低下する
  • 耐久性が大幅に下がる

逆に濃すぎると:

  • 塗りムラができやすい
  • 乾燥不良の原因になる
  • 塗料のコストが増加する

確認すべきポイント

  1. 「使用する塗料の推奨希釈率は何%ですか?」
  2. 「現場ではどのように希釈を管理していますか?」
  3. 「希釈に使用する溶剤は純正品ですか?」

注意: 水性塗料は水で、溶剤系塗料は専用シンナーで希釈します。代用品を使うと品質に影響します。

3. 「乾燥時間」の遵守を確認する

塗装工事で最も手抜きされやすいのが乾燥時間です。

乾燥時間を守らないとどうなるか

各塗装工程の間には、適切な乾燥時間が必要です。これを守らないと:

  • 塗膜の密着不良: 下の層が乾いていないと、上の層がうまく密着しない
  • 早期剥離: 数年で塗装が剥がれてくる
  • 変色・艶引け: 見た目の品質が著しく低下する

乾燥時間の目安

塗料タイプ | 工程間乾燥時間 | 最終乾燥時間

水性塗料 | 3〜4時間以上 | 24時間以上

溶剤系塗料 | 16〜24時間以上 | 7日以上

弱溶剤系 | 4〜8時間以上 | 48時間以上

確認すべきポイント

  • 「各工程間の乾燥時間はどのくらい確保しますか?」
  • 「天候が悪い場合はどう対応しますか?」
  • 「乾燥時間の記録は残してもらえますか?」

4. 「工程写真」の撮影を依頼する

塗装工事は完成後に品質を確認することが難しいため、工程写真が重要な証拠になります。

なぜ工程写真が必要なのか

  • 各工程が確実に実施されたことの証拠になる
  • 万が一のトラブル時に状況を証明できる
  • 手抜き工事の抑止力になる

撮影を依頼すべき工程

  1. 高圧洗浄後: 汚れやコケが落ちているか
  2. 下地処理後: ひび割れ補修、ケレン(サビ落とし)の状況
  3. 下塗り後: 塗り残しがないか
  4. 中塗り後: 均一に塗られているか
  5. 上塗り後: 仕上がりの状態

確認すべきポイント

  • 「全工程の写真を撮影してもらえますか?」
  • 「写真はデータでいただけますか?」
  • 「写真に日付が入りますか?」

5. 塗料の「出荷証明書」を請求する

出荷証明書は、実際に使用された塗料を証明する書類です。

出荷証明書とは

塗料メーカーが発行する書類で、以下の情報が記載されています:

  • 塗料の商品名・品番
  • 出荷日
  • 出荷数量(缶数)
  • 出荷先(塗装業者名)

なぜ出荷証明書が重要なのか

  • 見積書どおりの塗料が使われたことを証明できる
  • 塗料の偽装や差し替えを防止できる
  • メーカー保証を受ける際に必要になる場合がある

確認すべきポイント

  • 「工事完了後に出荷証明書をいただけますか?」
  • 「証明書には塗料名と数量が記載されますか?」

まとめ:契約前の5つの質問チェックリスト

外壁塗装の契約前に、以下の5つを必ず確認しましょう:

  1. 缶数の確認: 塗布面積に対して適正な量か
  2. 希釈率の確認: メーカー推奨値を守るか
  3. 乾燥時間の確認: 工程間の時間を十分確保するか
  4. 工程写真の依頼: 全工程を撮影してもらえるか
  5. 出荷証明書の請求: 使用塗料の証明をもらえるか

これらの質問に明確に答えられない業者は、避けた方が賢明です。

信頼できる業者は、これらの質問を歓迎します。 なぜなら、品質の高い工事をしている証拠になるからです。

契約前にこの5つの質問をすることで、手抜き工事のリスクを大幅に減らすことができます。

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