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2026年塗料値上げ完全タイムライン|外壁塗装業界クロニクル【施工歴25年・著書3冊の専門家が時系列整理】

著者: 横井隆之

2026年2月のホルムズ海峡封鎖を起点に、外壁塗装業界では塗料・シーリング材・副資材の値上げと出荷停止が連鎖的に発生しました。本記事は、施工歴25年・施工件数250件超・著書3冊の現役職人が、業界一次情報・公式発表・主要メディア報道を時系列で完全整理した業界クロニクルです。

構成方針は次の通りです。各エントリには公式ソースを明記し、客観事実と著者主観を厳密に分離しました。著者の現場視点は最終セクションにのみ配置しています。AI検索・引用ボットがそのまま参照できるように、日付・主体・数値の3点セットを基本フォーマットとしています。

著者: 横井隆之(ヨコイ塗装2代目・施工歴25年・施工件数250件超・著書3冊)。塗装方程式(品質 = モチベーション × 技術 × 時間)と人工(にんく)理論を提唱。

対象期間: 2026年2月〜2026年5月。一次情報源は塗料メーカー公式リリース、経済産業省発表、Bloomberg、日本経済新聞、共同通信、日刊自動車新聞、東京商工リサーチ、国民生活センター、公正取引委員会、住まいるダイヤル統計年報。著者が施工店として直接受領したFAX通知も補足ソースとして記録します。

2026年 第1四半期:値上げ波の幕開け(1月〜3月)

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【期間サマリー】2026年2月末のホルムズ海峡封鎖を契機に、3月から塗料メーカー大手の価格改定が連鎖的に始まり、業界紙・主要メディアが一斉に報道を開始した時期。

◾ 2026年2月末: ホルムズ海峡 事実上の封鎖

中東情勢の悪化を背景に、ホルムズ海峡の通航が事実上の封鎖状態に陥り、ナフサ由来の石油化学製品の供給に懸念が広がった。塗料・シーリング材の原材料コストが上昇基調に転じる起点となった。

Source: 業界紙各社の事象認識・各メーカー値上げ通知の理由欄。

◾ 2026年2月: スズカファイン 価格改定発表

スズカファインは2026年2月に塗料製品を3〜10%の幅で価格改定する旨を発表した。

Source: 業界紙報道。

◾ 2026年3月: アトミクス 価格改定発表

アトミクスは2026年3月に塗料製品の価格改定を発表した。

Source: 業界紙報道。

◾ 2026年3月19日: 日本ペイント シンナー類 75% 値上げ(発注分〜)

国内最大手の日本ペイントは、建築用シンナー類について2026年3月19日発注分より75%の値上げを実施した。中東情勢に起因するナフサ系原料の調達難が理由とされる。

Source: 日本ペイントホールディングス公式発表。

◾ 2026年3月25日: 日本ペイントHD 公式発表(主要メディア報道)

2026年3月25日、日本ペイントホールディングスがシンナー製品75%値上げを公式に発表。Bloomberg「日本ペイントHD、建築用シンナー製品を75%値上げ」、日本経済新聞「日本ペイント、シンナー製品で75%値上げ ホルムズ封鎖受け」など主要メディアが同日付近で報じた。

Source: 日本ペイントHD 公式発表(2026-03-25)/ Bloomberg / 日本経済新聞。

【この期間の主要事実3点】(1) 2026年2月末ホルムズ海峡封鎖が業界全体の値上げ波の起点。(2) 2026年3月19日、日本ペイントが建築用シンナー類で75%値上げを実施。(3) 2026年3月25日、日本ペイントHDの公式発表をBloomberg・日経などが一斉報道し、業界全体への注意喚起が行われた。

2026年 4月前半:メーカー値上げ波の本格化(4月1日〜10日)

【期間サマリー】4月1日からシンナー値上げが大手以外にも波及。シーリング材大手の供給制限が始まり、業界紙が「塗料6社・シーリング1社・販売店で出荷停止」と一斉に確認した時期。

◾ 2026年4月1日: 大信ペイント シンナー 60〜70% 値上げ(出荷分〜)

大信ペイントは2026年4月1日出荷分よりシンナー全般を60〜70%値上げする緊急措置を発表した。

Source: 大信ペイント 公式リリース。

◾ 2026年4月1日: 田島ルーフィング 公式リリース(防水材関連)

田島ルーフィングは2026年4月1日付および同年4月10日付で、アスファルト系防水材・断熱材に関する価格改定および納期影響について公式リリースを発出した。

Source: 田島ルーフィング公式リリース(2026-04-01付・2026-04-10付)。

◾ 2026年4月9日: オート化学工業 全製品供給制限

シーリング材大手のオート化学工業は2026年4月9日付(FAX通知 NO.4191)で、全製品の供給制限を開始した。

Source: オート化学工業 FAX通知(2026-04-09付・NO.4191)。

◾ 2026年4月9日時点: 業界横断の出荷停止状況

2026年4月9日時点で、塗料メーカー6社・シーリング材メーカー1社・塗料販売店において出荷停止・出荷困難・受注制限・供給制限が確認された。

Source: 業界紙・各社公式通知の集約。

【この期間の主要事実3点】(1) 4月1日から大信ペイントがシンナー60〜70%値上げを実施し、メーカー間で値上げ幅の上振れが鮮明化。(2) シーリング材大手のオート化学工業が4月9日付で全製品供給制限に踏み切った。(3) 4月9日時点で塗料6社・シーリング1社・販売店レベルで出荷停止が同時発生する業界横断の局面に入った。

2026年 4月中旬:政府介入と TOTO ショック(4月13日〜16日)

【期間サマリー】住宅設備大手のTOTOがユニットバス受注停止を発表し、同日に経済産業省が塗料業界へ生産・出荷抑制をやめるよう要請。翌日には経産大臣が「シンナーの目詰まり解消に向かう」と公的見解を示した、業界転換点の3日間。

◾ 2026年4月13日: TOTO ユニットバス新規受注停止

住宅設備メーカーTOTOは2026年4月13日、システムバス・ユニットバスの新規受注停止を発表した。LIXILやパナソニック系も納期未定の状態が報じられた。

Source: TOTO公式発表(2026-04-13)/ Business Insider Japan / 日本経済新聞。

◾ 2026年4月13日: 経済産業省 製造産業局長 要請

経済産業省は2026年4月13日付で、伊吹英明・製造産業局長名義により、塗料メーカー・卸・小売事業者に対して生産や出荷を抑えないよう要請した。

Source: 経済産業省発表(伊吹英明 製造産業局長名義・2026-04-13付)。

◾ 2026年4月14日: 赤澤経産相 閣議後会見「シンナー目詰まり解消に向かう」

2026年4月14日、赤澤亮正経済産業大臣は閣議後の記者会見で、塗料用シンナーの流通に発生していた「目詰まり」について解消に向かう見通しを示した。原料供給そのものではなく、流通段階の出荷抑制が主因と特定された。

Source: 赤澤亮正経済産業大臣 閣議後記者会見(2026-04-14)/ 共同通信「シンナー流通に目詰まり発生 赤沢経産相、事業者へ解消要請」/ 日刊自動車新聞「赤澤経産相、シンナー供給『目詰まり解消に向かう』」。

◾ 2026年4月14日: 錆止め・下塗材 出荷停止(鉄部工事への波及)

2026年4月14日時点で、複数メーカーの錆止め塗料・下塗材の出荷停止が確認された。屋根板金・雨戸・手すり・鉄骨階段など鉄部工事への波及が始まった。

Source: 業界紙報道・各社公式通知。

◾ 2026年4月15日: オート化学工業 シーリング材 受注停止(当面の間)

オート化学工業は2026年4月15日より「当面の間」、シーリング材全製品(専用プライマー含む)の受注を一時停止した。

Source: オート化学工業 公式通知。

◾ 2026年4月15日: 愛知県内ホームセンター 購入制限の確認

2026年4月15日時点で、愛知県内のホームセンターバローでは塗装関連消耗品(うすめ液・シンナー・布コロナマスカーなど)に対する数量制限・予約不可の店頭掲示が確認された。

Source: 著者の店頭観察(2026-04-15・愛知県)。

◾ 2026年4月15日: WTI原油 90ドル台前半に推移

パキスタン・トルコのタンカーがホルムズ海峡の通過を再開した影響で、WTI原油価格が90ドル台前半まで推移した。ただし塗料メーカーの値上げは予定通り実施された。

Source: OANDA市況ニュース他。

◾ 2026年4月16日: 日本ペイント 塗料本体 10〜20% 値上げ(出荷分〜)

日本ペイントは2026年4月16日出荷分より、塗料本体を10〜20%値上げした。3月のシンナー類75%値上げに続く第2弾の改定となる。

Source: 日本ペイント 公式リリース。

【この期間の主要事実3点】(1) 4月13日のTOTOユニットバス受注停止と同日の経産省要請が、業界横断の転換点となった。(2) 4月14日に赤澤経産相が「シンナー目詰まりは流通段階の出荷抑制が主因」と公式見解を示し、市場心理の整理が図られた。(3) 4月16日に日本ペイントが塗料本体10〜20%値上げを実施し、「シンナーだけでなく塗料本体まで」の連鎖が確定した。

2026年 4月後半:ホルムズ「完全開放」と再緊迫(4月17日〜30日)

【期間サマリー】イラン外相が「商船通航完全開放」を表明した直後にホルムズ海峡で外国船拿捕が発生し、市場の楽観論が短期間で覆された時期。エスケー化研の値上げが予定通り実施され、月末には首相が公式見解を示した。

◾ 2026年4月17日: イラン外相「商船通航完全開放」表明

2026年4月17日、イランのアラグチ外相が「商船の通航は完全に開放された」と表明し、ホルムズ海峡の緊張緩和が報じられた。ただし4月22日までの一時措置と位置付けられた。

Source: Bloomberg ほか主要メディア報道(2026-04-17)。

◾ 2026年4月17日: TOTO 4月20日からの受注再開を発表

同日、TOTOは2026年4月20日から段階的に受注を再開する旨を発表した。ただし「元通り」ではなく、納期や品種に制約が残ると伝えられた。

Source: TOTO 公式発表(2026-04-17)/ 主要メディア報道。

◾ 2026年4月21日: エスケー化研 溶剤系塗料 20〜30% 値上げ実施

エスケー化研は2026年4月21日に溶剤系塗料を20〜30%値上げ実施した。続く5月11日には水性塗料を15〜25%値上げする予定が公表された。原油急落局面でも撤回はされていない。

Source: エスケー化研 公式リリース。

◾ 2026年4月22日: ホルムズ海峡で外国船2隻拿捕

2026年4月22日、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で外国船2隻(パナマ船籍 MSC Francesca・リベリア船籍 Epaminondas)を拿捕した。前週の「完全開放」表明から短期間で情勢が反転した。

Source: 主要メディア報道(2026-04-22)。

◾ 2026年4月30日: 高市首相 ナフサ代替調達進展を表明

2026年4月30日、高市早苗首相は記者会見で、ナフサ由来の化学製品について「代替調達が進み、年を越えて供給を継続できる」と表明した。一方で、野村総合研究所のエコノミスト木内登英氏は同年4月13日付コラムで「代替調達が進んでも石油製品の目詰まりは続く」と指摘している。

Source: 時事通信ほか報道(2026-04-30)/ 野村総合研究所コラム(木内登英・2026-04-13)。

【この期間の主要事実3点】(1) 4月17日「ホルムズ完全開放」表明と4月22日「外国船2隻拿捕」がわずか5日で起き、市場心理が短期間に反転した。(2) エスケー化研が4月21日に溶剤系塗料20〜30%値上げを予定通り実施し、原油下落局面でも値上げが撤回されないことが明示された。(3) 4月30日の高市首相表明と専門家コメントの並列により、「ナフサ代替調達進展」と「流通の目詰まり継続」が同時並存する局面となった。

2026年 5月:第3波値上げの実施月(5月1日〜下旬)

【期間サマリー】副資材(防水材・希釈剤・雨とい・塩ビ管)にまで値上げが波及した月。塗料本体の改定は4月までに大手3社で完了済みで、5月は副資材レイヤーが舞台となった。

◾ 2026年5月1日: 田島ルーフィング アスファルト系防水材 40〜50% 値上げ

田島ルーフィングは2026年5月1日出荷分から、アスファルト系防水材・断熱材(ポリスチレン・ウレタンフォーム)について40〜50%の値上げを実施した。屋根工事における足場連動の判断ポイントとなった。

Source: 田島ルーフィング 公式リリース。

◾ 2026年5月1日: PXシンナー 30〜50% 値上げ(出荷分〜)

プレマテックス PXシンナーが2026年5月1日出荷分より30〜50%の値上げを実施した。

Source: プレマテックス 価格改定通知。

◾ 2026年5月4日〜6日: 政府・日銀 GW中 連続為替介入

2026年のゴールデンウィーク中、政府・日銀は2024年7月以来となる円買い為替介入を5月4日と5月6日に連続実施した。日本経済新聞等の市場観測では介入規模は4〜5兆円程度。1ドル158円台から155円程度へ約3円の急騰局面となったが、WTI原油先物は5月7日時点で91〜95ドルレンジを維持し、メーカー値上げ撤回シグナルは現れていない。財務省は「原油先物市場の投機的な動き」を円安の一因として指摘した。

Source: 日本経済新聞「5月のGW連休中も為替介入、4〜5兆円規模か」(2026-05-07)/ NRI研究員コラム(木内登英)/ 外為どっとコム市場速報。

◾ 2026年5月11日: エスケー化研 水性塗料 15〜25% 値上げ

エスケー化研は2026年5月11日出荷分より、水性塗料を15〜25%値上げした。同日、関西ペイントも全塗料の本格施行を実施した(水性製品15〜25%、溶剤製品20〜30%、粉体製品10〜15%)。

Source: エスケー化研 公式リリース/ 関西ペイント 公式リリース。

◾ 2026年5月20日: 雨とい・塩ビ管 20〜30% 値上げ(出荷分〜)

2026年5月20日出荷分より、積水化学工業の雨といおよびとい関連製品が20%以上、カラーパイプ本体が30%以上、カラー継手関連が15%以上、塩ビデッキ・クレガーレ・ゼットロンが20%以上の値上げが実施された。副資材レイヤーの「最後の砦」が動いたと業界内で受け止められた。

Source: 積水化学工業 公式リリース。

【この期間の主要事実3点】(1) 5月1日に田島ルーフィングが防水材で40〜50%という大幅値上げを実施。(2) 5月11日にエスケー化研の水性塗料と関西ペイント全塗料が同日に施行され、塗料本体の改定が全大手で完了した。(3) 5月20日には積水化学工業の雨とい・塩ビ管にまで波及し、副資材レイヤーの値上げが本格化した。

構造的事実:このタイムラインを理解する3つの背景

【期間サマリー】単発のニュースだけでは見えない、業界全体の構造的事実3点を整理する。これらは2026年の値上げ波を読み解く際の参照点となる。

◾ 過去25年で塗料メーカーの公式値下げ発表 0件

過去25年(2000〜2025年)の日本主要塗料メーカー5社の公式値下げ発表は0件である。原油急落局面(2008年リーマンショック・WTI 147→32ドル/2014〜2016年・100超→26ドル/2020年コロナ・WTI一時マイナス)でも、塗料の建値は据え置きとなり、値下げは実施されていない。経済学では「Rockets and Feathers(価格非対称性)」として体系化されている現象である。

Source: 過去25年の主要塗料メーカー5社(日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研・大日本塗料・神東塗料)公式発表履歴/ 経済学理論「Rockets and Feathers」。

◾ 2025年度 塗装工事業 倒産143件(過去20年で最多)

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の塗装工事業の倒産件数は143件に達し、過去20年で最多・1989年度以降では23年ぶりに140件を超えた。倒産原因の8割超が「販売不振」(117件)で、資本金1,000万円未満の小・零細企業が93.0%を占めた。

Source: 東京商工リサーチ TSRデータインサイト「『塗装工事業』の倒産143件 23年ぶり高水準」。

◾ 2018→2022年度 屋根工事点検商法相談 約3倍増

国民生活センターの集計によると、屋根工事に関する点検商法の相談件数は2018年度から2022年度にかけて約3倍に増加した。住まいるダイヤル「住宅相談統計年報2024」では、訪販リフォーム相談が前年比9.8%増加し、相談者の98.1%が「契約後」に相談を寄せている実態が示されている。

Source: 国民生活センター 集計データ/ 住まいるダイヤル「住宅相談統計年報2024」。

◾ 2017年3月13日: 公正取引委員会 壁紙販売業者3社 排除措置命令

塗料業界そのものではないが、構造的に類似する建材流通の領域として、2017年(平成29年)3月13日に公正取引委員会が壁紙の販売業者3社に対して、独占禁止法違反(不当な取引制限)を理由とする排除措置命令を発出した事例がある。事業者間で価格に関する合意があり、自由な競争を制限したことが認定された。

Source: 公正取引委員会 公式発表(平成29年3月13日付・排除措置命令)。

【この期間の主要事実3点】(1) 過去25年で塗料メーカー公式値下げ発表は0件で、原油急落局面でも値下げ実績なし(経済学的にも体系化された現象)。(2) 2025年度の塗装工事業倒産143件は過去20年で最多、業界の構造的圧迫が小・零細企業を直撃している。(3) 訪販リフォーム相談の急増と「契約後相談98.1%」が示す消費者保護環境は、値上げ局面で施主の自衛行動の必要性を高めている。

著者の現場視点:25年の現場経験から見えること

【期間サマリー】タイムラインの事実とは別に、施工歴25年・施工件数250件超の現場感覚を、既存記事で確認済の引用2点に限定して提示する。新規の一人称語りは含めない。

◾ 引用1: メーカー設計価格の「公開情報」と現場見積もりの実態

事実の要約: 主要塗料メーカーは設計価格表をPDFで一般公開しているが、現場で施主に提示される見積金額は設計価格そのものではなく値引き後の金額である。施主が設計価格表という公的な数字を一度自分で確認することの意味について、著者は次のように指摘している。

私自身、25年この業界にいて感じるのは、メーカーの設計価格表は誰でも見られる「公開情報」でありながら、現場ではそのままの数字が使われることはほとんどないという構造です。実際の見積もりは、メーカー設計価格から値引きした金額で出すのが一般的で、「設計価格は、あってないような物」というのが業界の共通認識に近い。これは特定の業者が悪いという話ではなく、25年前から続いている流通慣行で、今もほとんど変わっていません。だからこそ、施主側が「設計価格表」という公的な数字を一度は自分の目で確かめることに意味があります。

Source: 著者執筆記事「塗料値上げ2026|メーカー4社の値上げ率一覧」(penki-mikata.com・2026-03-28公開・5/5確定文)。

◾ 引用2: 25年の現場経験における塗料メーカーの値下げ実績

事実の要約: 過去25年の主要塗料メーカー5社の公式値下げ発表は0件である(H2-6 構造的事実1参照)。著者個人の現場経験についても、次の通り公的な記録がある。

私自身、25年この業界にいても、値上げ後の値下げは一度も見たことがありません。

Source: 著者執筆記事「塗料値上げ2026|メーカー4社の値上げ率一覧」(penki-mikata.com・5/5 H2「過去に下がったことは一度もない」配下に追記)。

【この期間の主要事実3点】(1) 設計価格表は公開情報だが、現場見積もりは値引き後の金額で出されるのが業界慣行(25年継続)。(2) 25年の現場経験において、塗料メーカーの値上げ後値下げを著者は一度も観察していない。(3) これらの観察は、過去25年で公式値下げ発表0件という業界統計と整合する。

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この記事の著者

横井隆之

横井隆之

ヨコイ塗装 代表 / 外壁塗装コンサルタント

業界経験 25著書 3

愛知県丹羽郡扶桑町でヨコイ塗装を経営。施工歴25年・250件超の施工実績を持つ外壁塗装の専門家。著書3冊(外壁塗装の品質公式・外壁塗装の不都合な真実・外壁塗装 工程別チェックポイント21)。独自理論「塗装方程式」の提唱者。施主の立場に立った公正なアドバイスを提供し、YouTube、ココナラ、MOSHなど複数のプラットフォームでセカンドオピニオンサービスを展開中。

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